コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 混和材料/高強度コンクリート(材料)/ポリマーコンクリート

混和材料Ⅳ/高強度コンクリート(材料)/ポリマーコンクリート

2015年7月15日(水) 10:00 〜 12:00 第7会場 (1F 102号室)

[1033] 混和材の外割混入率が硬化体の強度増進と発現時期に及ぼす影響

座長(土木):中山英明
座長(建築):瀬古繁喜
講演者:高巣幸二1, 小山田英弘1, 陶山裕樹1
(1.北九州市立大学建築デザイン学科)

キーワード:calcium hydroxide content, compressive strength, fly ash, limestone powder, pozzolanic reaction, フライアッシュ, ポゾラン反応, 圧縮強度, 水酸化カルシウム含有量, 石灰石微粉末

フライアッシュと石灰石微粉末それぞれの外割混入率を細かく設定することで粉体の混入率に対する強度増進の変化を確認し,強度発現時期の違いを力学試験と熱分析試験により検討した。明確な活性効果を示さない石灰石微粉末混合の圧縮強度は,材齢91日までにおいて無混合のものに対して混入率の増加に伴い直線的な増加を示した。フライアッシュは材齢初期からポゾラン反応と思われる強度増進を示し,材齢28~56日までは16%以上の混入率でポゾラン反応が顕著となり,圧縮強度への寄与率が増加する傾向が窺えた。材齢91日になると直線関係で示され,混入率によるポゾラン反応の進行の度合いに違いが現れなかった。