コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 強度・力学的性質

強度・力学的性質

2015年7月15日(水) 13:00 〜 14:45 第7会場 (1F 102号室)

[1048] 冬期における円柱供試体の強度推定に関する一考察

座長(土木):壇康弘
座長(建築):橋田浩
講演者:渡邉真史1, 三本巌2, 斉藤丈士3
(1.内山アドバンス技術本部 中央技術研究所 2.内山アドバンス技術本部 中央技術研究所 3.日本大学生物資源科学部 生物環境工学科)

キーワード:cylinder specimen, demolding time, strength growth curve, winter season, 円柱供試体, 冬期, 強度成長曲線, 脱型時期

冬期において普通ポルトランドセメントあるいは高炉セメントB種を使用した水セメント比50%のコンクリートを対象に,円柱供試体の脱型時期を1,3,5および7日として初期強度の発現速度を故意に変化させ,材齢1,4,8および13週において強度試験を実施した。この結果に対して強度成長曲線のモデル式を適用したところ,円柱供試体の強度発現を精度よく表現し得ることを確認した。また,レディーミクストコンクリート工場の工程検査の実績値に対して,本モデルの適用性を検討したところ,採取時の試料温度や水セメント比が異なる円柱供試体の強度発現に関しても,本モデルが適用可能であった。