[1061] 持続載荷を受けた遠心成形コンクリート柱のひび割れ特性の評価
キーワード:centrifugal compaction, crack spacing, crack width, creep, drying shrinkage, クリープ, ひび割れ幅, ひび割れ間隔, 乾燥収縮, 遠心成形
遠心成形されたコンクリートのひび割れ幅を予測することは,コンクリート柱およびヒューム管などの二次製品を点検・維持管理をするために重要である。本研究では,遠心成形コンクリート試験体を用いて,両引き引張試験,乾燥収縮試験,クリープ試験の3つの要素試験に加え,実製品であるコンクリート柱の持続曲げ試験を行い,遠心成形コンクリートにおけるひび割れ間隔,収縮ひずみ,クリープひずみ,およびひび割れ幅の算定式について検討を行った。その結果,実環境(屋外)におけるひび割れ間隔とクリープひずみに適応可能な算定式の構築と,ひび割れ幅の時間経過に伴う進展の傾向を捉えることができた。