コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 収縮・クリープ/物性一般

物性一般Ⅱ

2015年7月15日(水) 10:00 〜 11:45 第10会場 (1F 105号室)

[1078] 拡張BET理論によるCa/Si比の異なる合成C-S-Hの水蒸気吸着性状の分析

座長(土木):伊達重之
座長(建築):寺本篤史
講演者:五十嵐豪1, 丸山一平2
(1.東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻 2.名古屋大学大学院環境学研究科)

キーワード:basal space, Ca/Si molar ratio, Ca/Siモル比, C-S-H, hysteresis, modified BET theory, water vapor adsorption, ヒステリシス, 層間距離, 拡張BET理論, 水蒸気吸着

Ca/Si=1.50~2.24までのC-S-Hの合成を行い,水蒸気吸着等温線を取得し,拡張BET理論を用いて吸着等温線全域における合成C-S-Hの水蒸気吸着性状を分析した。その結果,合成C-S-Hの水蒸気吸着等温線は,Ca/Siモル比に関わらず,セメントペーストと同様に,IV型の吸着パターン,ヒステリシス,低圧ヒステリシス,脱着過程の40%RHの特異点を持ち,水蒸気吸着等温試験中に吸着サイト量,親水性,最大吸着層が変化する傾向が確認された。