[1081] Experimental study on the reaction of sulfate ion with cement hydrate and pore change due to its reaction
Keywords:calcium hydroxide, effective diffusion coeffient, sulfate ion, total pore volume, 実効拡散係数, 水酸化カルシウム, 硫酸イオン, 総細孔量
海水中に含まれるイオンである硫酸イオンに着目し,硫酸イオンとセメント水和物の反応,およびその反応が空隙構造に与える影響について実験的に検討した。水酸化カルシウムと硫酸塩の攪拌による反応量試験では,硫酸イオン濃度の増加にともない,水酸化カルシウム量の減少と二水セッコウの増加が確認できた。OPC供試体をMgSO4溶液5%,BB供試体をNa2SO4溶液5%およびMgSO4溶液5%に3ヶ月間浸せきした場合,表層部で水酸化カルシウム量の減少と硫酸塩水和物の増加が確認でき,細孔量の減少も確認できた。