コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 収縮・クリープ/物性一般

物性一般Ⅲ

2015年7月15日(水) 13:00 〜 15:00 第10会場 (1F 105号室)

[1086] 水セメント比が異なるセメントペーストのフレッシュ時の収縮現象に関する検討

座長(土木):岡崎慎一郎
座長(建築):陣内浩
講演者:渡辺暁央1, 近藤崇1, 廣川一巳1
(1.苫小牧工業高等専門学校環境都市工学科)

キーワード:Bleeding, chemical shrinkage, Examine of length change test, Powers model, Powersモデル, コルゲートモールドによる長さ変化試験, ブリーディング, 化学収縮

複数の水セメント比のセメントペーストについて,ASTM C1698に準じたコルゲートモールドによる長さ変化試験を実施して,打設から凝結に至るまでのフレッシュ時の収縮について検討した。試験装置は,30度に傾斜させた測定台にコルゲートモールドに打設した供試体を設置し,レーザー変位計により収縮を自動計測した。その結果,打設直後から凝結に至るまで大きな収縮が発生しており,その収縮量は水セメント比が大きくなるほど大きくなる。このフレッシュ時の収縮の要因について検討するため,ブリーディング試験および水和度測定による化学収縮の算出を行ったが,現時点では明確な関係性が得られていない。