コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 収縮・クリープ/物性一般

物性一般Ⅲ

2015年7月15日(水) 13:00 〜 15:00 第10会場 (1F 105号室)

[1091] 樹脂混合モルタル目地によるタイルの剥落防止性に関する研究

座長(土木):岡崎慎一郎
座長(建築):陣内浩
講演者:堀淳一1, 棚橋泰士1, 河辺伸二2, 山森高大3
(1.菊水化学工業技術開発本部 2.名古屋工業大学社会工学専攻 3.名古屋工業大学建築・デザイン工学科)

キーワード:joint, mortar, polymer, モルタル, 樹脂, 目地

タイルの剥落低減に関して,目地材においての樹脂種類(アクリル系,酢酸ビニル系)と樹脂量に着目し剥落抵抗性の実験を実施した。材料としての評価をせん断引張実験,引張実験で実施し,目地材としての評価を押し込み載荷実験で実施した。その結果,酢酸ビニル系樹脂と比較し,アクリル系樹脂のエネルギーが大きくなる傾向がみられた。アクリル系樹脂を使用したものは柔軟性を有し,樹脂量が多いほど最大変位時の残存荷重が大きくなり,剥落抵抗性がみられた。しかし,酢酸ビニル系樹脂を使用したものは樹脂量が多くなるほど最大変位時の残存荷重が小さくなり,両者は相反する傾向であることが確認された。