[1092] スリップフォーム工法により構築した防液堤コンクリートの耐久性
キーワード:LNG storage, slipform, durability, carbonation depth, LNG貯槽, PC防液堤, スリップフォーム, 耐久性, 中性化深さ, 塩化物イオン量, quantity of chroride ion
大容量の地上式LNG貯槽の急速施工として,スリップフォーム工法により構築したPC防液堤コンクリートのかぶり部分からコアを採取し,表層部の耐久性について調査した。その結果,型枠の滑動による表層の品質への影響は20mm以浅の範囲で認められること,50年の設計耐用期間において中性化は表層しか進行しないこと,鋼材位置における50年後の塩化物イオン量は1.0kg/m3以下で,鋼材腐食に対する耐久性を有していること,などが明らかとなった。