コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 耐久性一般

耐久性一般Ⅰ

2015年7月14日(火) 10:15 〜 12:15 第2会場 (2F 201号室)

[1092] スリップフォーム工法により構築した防液堤コンクリートの耐久性

座長(土木):久保善司
座長(建築):武田浩二
講演者:近松竜一1, 桜井邦昭2, 大西俊輔3, 西﨑丈能4
(1.大林組東京本社 技術本部 技術研究所 生産技術研究部 2.大林組生産技術研究部 3.大阪ガスエンジニアリング部 4.大阪ガスエンジニアリング本部)

キーワード:LNG storage, slipform, durability, carbonation depth, LNG貯槽, PC防液堤, スリップフォーム, 耐久性, 中性化深さ, 塩化物イオン量, quantity of chroride ion

大容量の地上式LNG貯槽の急速施工として,スリップフォーム工法により構築したPC防液堤コンクリートのかぶり部分からコアを採取し,表層部の耐久性について調査した。その結果,型枠の滑動による表層の品質への影響は20mm以浅の範囲で認められること,50年の設計耐用期間において中性化は表層しか進行しないこと,鋼材位置における50年後の塩化物イオン量は1.0kg/m3以下で,鋼材腐食に対する耐久性を有していること,などが明らかとなった。