[1124] 数値シミュレーションを援用した構造物各部位の到達塩分量の予測手法
キーワード:airborne salt, chloride attack, field measurement, numerical simulation, 塩害, 数値シミュレーション, 現地観測, 飛来塩分
コンクリート構造物各部位に到達する塩分量を高精度で再現・予測する場合,詳細かつ長期の風況及び波浪データを用いて塩分量を再現・予測する手法が有効的である。本研究では,数値シミュレーションを援用した橋桁各部位の飛来塩分の再現・予測手法を提案し,数時間単位の風況及び波浪条件を用いて5年間の橋桁各部位に到達する塩分量の再現計算を行った。さらに,5年間実施した飛来塩分及び風況の現地観測結果を整理し,その関係について検討した。その結果,本計算手法により,詳細な風況及び波浪条件から構造物各部位に到達する飛来塩分量を再現できることが明らかになった。