コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 凍害/腐食・防食

凍害Ⅰ

2015年7月15日(水) 10:00 〜 12:00 第2会場 (2F 201号室)

[1131] 膨張材を混和したコンクリートの凍結融解抵抗性評価に関する実験的検討

座長(土木):渡辺弘子
座長(建築):長谷川拓哉
講演者:竹下永造1, 長塩靖祐1
(1.太平洋マテリアル開発研究所)

キーワード:expansive additive, expansive strain for freezing, freezing and thawing resistance, restraint condition, 凍結膨張ひずみ, 凍結融解抵抗性, 拘束条件, 膨張材

一般的に,コンクリートの凍結融解抵抗性は,適切な空気量の確保により担保されるとされている。しかし,膨張材を混和したコンクリートの凍結融解抵抗性は,JIS等の規定された方法である「無拘束状態の試験体」での評価では,普通コンクリートよりも劣るとされており,適切な空気量を確保して評価したとしても,正しい評価が出来ないという指摘もある。そこで本論文では,膨張材を混和したコンクリートの凍結融解抵抗性を実際の使用状況を考慮した拘束条件やその有無により実験的に検討し,その評価方法について検討したものである。