コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 凍害/腐食・防食

凍害Ⅰ

2015年7月15日(水) 10:00 〜 12:00 第2会場 (2F 201号室)

[1137] 水酸化カルシウムがモルタルの凍結融解抵抗性に及ぼす影響に関する実験的一検討

座長(土木):渡辺弘子
座長(建築):長谷川拓哉
講演者:宮薗雅裕1, 岸利治2
(1.住友大阪セメントセメントコンクリート研究所 2.東京大学人間・社会系部門)

キーワード:calcium hydroxide, fly ash, freezing and thawing test, ground granulated blast furnace slag, 凍結融解, 水酸化カルシウム, 高炉スラグ微粉末, フライアッシュ

モルタル中に含まれる水酸化カルシウムが凍害劣化に及ぼす影響を確認するため,供試体中の水酸化カルシウムの量を,高炉スラグ微粉末やフライアッシュといった混和材の使用や水溶液の飽和処理によって変化させて凍結融解試験を実施した。その結果,供試体に含まれる水酸化カルシウム量が多い場合,凍結時の膨張量が増加する結果が得られた。従って,水酸化カルシウムの存在は凍害劣化に悪影響を及ぼすことが示唆された。