[1139] Influence of Air Content and Water-Cement in Concrete on the Evaluation Result of Frost Resistance using Accelerated Freezing and Thawing Test and the Critical Degree of Saturation Method
Keywords:freezing and thawing, frost resistance, pore structure, the critical degree of saturation method, water absorption properties, 凍結融解, 吸水性状, 細孔構造, 耐凍害性, 限界飽水度
コンクリートの耐凍害性の評価方法は,JIS A 1148 A法に基づく促進凍結融解試験とRILEM CDC3に規定される限界飽水度法がある。これらの試験方法は,同性状のコンクリートの場合でも試験条件が異なっており,耐凍害性に対する評価結果が異なる場合が考えられるが,実態は明らかになっていない。本研究では,水セメント比および空気量を変えたコンクリートを用いて,促進凍結融解試験と限界飽水度法を行うことにより,両者の評価結果を比較し評価結果を気泡組織,細孔構造,吸水性状との影響について検討した。その結果,促進凍結融解試験と限界飽水度法では,評価結果が一致しない場合があることなどを確認した。