[1167] 非鉄スラグ細骨材を用いたコンクリートの施工性能および強度に関する実験的検討
キーワード:box shaped filling test, copper slag fine aggregate, ferronickel slag fine aggregate, tamping test, Verocity of passing through reinforcing bars, タンピング試験, 加振ボックス充塡試験, 間隙通過速度, 非鉄スラグ細骨材
密度が普通骨材より大きい非鉄スラグ細骨材(FNSおよびCUS)は,重量コンクリートとして防波堤のコンクリート工事に利用されているが,施工性能に関する研究は皆無である。本研究では,タンピング試験および加振ボックス充塡試験を用いて,非鉄スラグ細骨材コンクリートの施工性能の評価を行った。その結果,通常のコンクリートの間隙通過速度と比較して,FNS骨材コンクリートでは速くなり,CUS骨材コンクリートでは遅くなった。しかしながら,非鉄スラグ細骨材容積混合率50%以下であれば,種類に関係なく,普通コンクリートと同等以上の施工性能を有することが明らかになった。