[1181] 細骨材の違いが超高強度コンクリートの性状に及ぼす影響
キーワード:Fine Aggregate, Internal Curing, Porosity, Ultra-High-Strength Concrete, 内部養生, 空隙構造, 細骨材, 超高強度コンクリート
水結合材比=0.12,単位水量=135kg/m3,細骨材率=55%のコンクリートに,空隙構造が粗大で吸水率が大きい細骨材を用いると,流動性と強度および静弾性係数が高まり,自己収縮が極めて小さくなった。モルタル試料による実験と細骨材の物性から,その理由を細骨材の内部養生効果と考察した。また,コンクリートとモルタルの圧縮変形時における応力-ひずみ関係から,コンクリートの強度が高まる理由のひとつに,モルタル部分の自己収縮が低減され,局所的な応力による破壊の可能性が低くなることを考察した。