コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » マスコンクリート

マスコンクリート

2015年7月16日(木) 10:00 〜 11:45 第10会場 (1F 105号室)

[1187] 山口県の実構造物のデータベースを活用したひび割れ抑制設計

座長(土木):白根勇二
座長(建築):小島正朗
講演者:二宮純1, 森岡弘道2, 細田暁3, 田村隆弘4
(1.山口県土木建築部 2.山口県土木建築部技術管理課 3.横浜国立大学都市イノベーション研究院 4.徳山工業高等専門学校土木建築学科)

キーワード:actual concrete structures, crack control design, database, quality attainment system, Yamaguchi prefecture, データベース, ひび割れ抑制設計, 品質確保システム, 実構造物, 山口県

山口県ではコンクリート構造物のひび割れ抑制を始めとする品質確保を目的として,産学官が協働して取組む独自のシステムを運用している。このシステムでは,実構造物のコンクリート施工に関する詳細な記録をデータベースに蓄積しており,これを活用して新たな構造物のひび割れ抑制設計を数値解析によらずに行うことが可能になるが,実構造物データであることに起因する制約条件があり,これに配慮した設計手法が必要になる。橋台たて壁を対象にした抑制設計を事例として,ひび割れ抑制設計の実用的な手法を考察した。