[1189] Measures to Control Thermal Stress in Massive Water-gate Concrete and Evaluation of Their Effects
Keywords:cracks, low heat blast-furnace cement type B, thermal stress analysis, vertical pipe cooling, watergate concrete, ひび割れ, 低熱高炉セメントB種, 水門コンクリート, 温度応力解析, 鉛直パイプクーリング
マッシブな水門コンクリートでは,ひび割れ対策を行うことによる品質向上が要求されている。施工した水門の堰柱コンクリートは,幅2.0m,高さ8.15m,長さ23.5mの壁体が,厚さ2.0mの床版の上に打設されるという,ひび割れの抑制が難しい構造物である。主なひび割れ対策として,材料面では低熱高炉セメントB種と膨張材を用い,施工面では鉛直パイプクーリングを用いた。現地における計測と解析結果を比較することにより,個々の対策のひび割れ低減効果を検討した。当該構造物においては,鉛直パイプクーリングが有効であり,軽微なかぶり部のひび割れの発生にとどめることができた。