施工Ⅲ

[1207] コンクリート構造物の品質向上の取組みと非破壊試験による効果の検証

座長(土木)：丸屋剛
座長(建築)：桜本文敏
講演者：細田暁¹, 小松怜史², 中川恵理³, 佐藤和徳⁴ (1.横浜国立大学大学院　都市イノベーション研究院 2.横浜国立大学都市イノベーション研究院 3.横浜国立大学理工学部 4.国土交通省 東北地方整備局東北地方整備局　南三陸国道事務所)

キーワード：air permeability test, covercrete quality, quality improvement, Revival road, SWAT, visual evaluation, 品質向上, 復興道路, 目視評価, 表層品質, 表層透気試験, 養生

国土交通省の南三陸国道事務所管内の復興道路，復興支援道路のコンクリート構造物の表層品質を調査した。品質確保のための種々の施工での工夫がなされている現場において，目視評価，表面吸水試験（SWAT），表層透気試験等の非破壊試験を用いて表層品質を評価した。各種の養生による品質の向上が特にSWATで顕著に確認された。施工の基本事項の遵守がなされた構造物において，打重ね線の直上で計測した結果，SWATでは一般部と同程度の吸水抵抗性を示したが，表層透気試験では一般部より著しく大きな透気係数を示した。