コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » エコ・緑化コンクリート/サステナビリティ(環境側面)

エコ・緑化コンクリートⅠ

2015年7月16日(木) 10:00 〜 11:45 第7会場 (1F 102号室)

[1217] 骨材粒径の異なる牡蠣殻ポーラスコンクリートの保水と緑化性能

座長(土木):片平博
座長(建築):大谷俊浩
講演者:堀口至1, 水尻大輔2, 三村陽一1
(1.呉工業高等専門学校環境都市工学科 2.呉工業高等専門学校専攻科建設工学専攻)

キーワード:grass, greening property, moss, oyster shell, porous concrete, water retention, コケ類, ポーラスコンクリート, 保水性能, 牡蠣殻, 緑化性能, 芝

本研究では,牡蠣殻を粗骨材として用いた牡蠣殻ポーラスコンクリートの保水性能に及ぼす骨材粒径の影響について検討を行った。試験結果より,牡蠣殻ポーラスコンクリートは砕石ポーラスコンクリートよりも保持できる水分量が多く,保持された水分が抜けにくいことから保水性能は高いと言え,骨材粒径が小さいほど保水性能は優れていることが分かった。また,牡蠣殻ポーラスコンクリートは砕石ポーラスコンクリートよりコンクリート上の植栽植物に多量の水分を供給でき,その結果,植栽植物を長く生育することが可能であり,骨材粒径が小さい牡蠣殻ポーラスコンクリートの緑化性能は優れていることが示唆された。