[1223] Foundmental Study on Carbon Dioxide Sequestration in Foam Concrete
Keywords:Foam Concrete Carbon Dioxide Sequestration Pre-foaming Strength Growth Alkalinity, 気泡コンクリート 炭酸ガス プレミックスフォーム方式 圧縮強度 アルカリ性 炭素固定量
本研究では,二酸化炭素気泡をセメントペーストに混入して,CO2気泡コンクリートの製造を試みた。CO2気泡コンクリートの圧縮強度およびアルカリ性(pH値)などに与える水セメント比,気泡量および養生方法の影響を検討した。圧縮強度は気泡量の増加に伴って小さくなったが,気泡の種類(空気泡,CO2気泡)の影響は見られなかった。水セメント比が0.35以上であれば,気泡量と材齢に拘わらず,pH値は11.5以上維持できた。なお,CO2気泡コンクリートからの炭酸ガスの漏れは,気泡量がその限界値より小さい時に少なかった。CO2気泡による炭酸塩反応は少なく、気泡コンクリートによるCO2固定は主に物理固定と位置づけられる。