[1230] Property of concrete of recycled coarse aggregate used to the building ten years ago
Keywords:Building, Compressive strength, Crack, Neutralization, Recycled coarse aggregate, Recycled concrete, Static elastic modulus, ひび割れ, 中性化, 再生コンクリート, 再生粗骨材, 圧縮強度, 建築物, 静弾性係数
実構造物に打設した再生粗骨材コンクリートの経時変化に関する知見を得るため,1933年竣工の建物から排出されたコンクリート塊から製造した再生粗骨材H相当の粗骨材を使用し,2004年に施工された擁壁やRC構造物の10年目の調査を実施した。その結果,平屋建て倉庫で乾燥収縮や温度応力の繰返しが原因と考えられるひび割れが見られたこと,10年経過した圧縮強度や静弾性係数に目立った低下は見られないこと,普通粗骨材を用いた場合と比べて,中性化深さの平均値に差はないが,中性化深さの最大値が大きくなる可能性があることなどの知見が得られた。