[1242] Carbonation properties and chloride permeability of steam curing concrete focused on pore structure
Keywords:carbonation coefficient, concrete product, diffusion coefficient of chloride ion, pore structure, steam curing, 蒸気養生, 細孔構造, コンクリート製品, 中性化速度係数, 塩化物イオン拡散係数
本研究は,蒸気養生コンクリートを取り上げ,二次養生条件ならびに水セメント比が蒸気養生コンクリートの細孔構造や中性化特性に及ぼす影響の検討と,塩化物イオン拡散係数の把握を目的としている。実験より,二次養生として気中保管でなく水中養生を行った蒸気養生コンクリートは中性化深さが約60%低減すること,水セメント比を10%低減させて二回蒸気養生を行うことで水中養生と同等の中性化特性ならびに表層部の細孔構造を有すること,暴露実験より材齢進行に伴い蒸気養生コンクリートの塩化物イオン拡散係数が減少すること,が明らかとなった。