コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 補修・補強(材料)/短繊維補強コンクリート(材料)/新材料・新工法(材料)

補修・補強(材料)Ⅰ

2015年7月14日(火) 10:15 〜 12:00 第9会場 (1F 104号室)

[1249] ひび割れ補修材の注入性状に及ぼす施工要因の検討

座長(土木):野島昭二
座長(建築):鹿毛忠継
講演者:毛利聡1, 大久保孝昭2
(1.広島大学工学研究科 2.広島大学工学研究院)

キーワード:construction conditions, crack repair method, dribble, injection behavior, repair materials, resin, ひび割れ補修, 垂れ, 施工条件, 樹脂, 注入性状, 補修材

本報では,筆者らが提案したひび割れ再現試験体を用いた注入性状評価試験により,ひび割れ注入工法における施工条件や仕様などがエポキシ樹脂系補修材の注入性状(補修材の広がり,垂れ)へ及ぼす影響の評価を行った。ひび割れ再現試験体は3Dスキャナ,3Dプリンタを用いて同一のひび割れ形状を透明なアクリル樹脂板へ切削したものであり,注入性状を可視化して観察できる。評価試験の結果,補修材の広がり方や垂れは,注入圧力やひび割れの向き,施工時の気温の影響を受けることが明らかになり,視覚的なデータとして収集することができた。