コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 補修・補強(材料)/短繊維補強コンクリート(材料)/新材料・新工法(材料)

補修・補強(材料)Ⅱ

2015年7月14日(火) 13:15 〜 15:15 第9会場 (1F 104号室)

[1257] 塗装下地の表層部に着目した含水状態の評価について

座長(土木):山路徹
座長(建築):中島良光
講演者:櫻庭浩樹1, 熊谷慎祐1, 佐々木厳1, 西崎到1
(1.土木研究所材料資源研究グループ新材料チーム)

キーワード:amount of moisture, color indicating paper, moisture absorption, moisture content, substrate, surface coating material, surface portion, 下地, 含水状態, 吸湿量, 変色紙, 水分量, 表層部, 表面被覆材

塗装下地の表層部の含水状態は,表面被覆材の接着性に影響を及ぼす可能性があるため,表面被覆工法の施工管理項目として重要である。本研究では,現場で簡易に適用可能な塗装下地の含水状態の評価手法を検討し,含水状態管理の信頼性向上を目的として,液体の水・水蒸気に反応する変色紙(水分検知紙・塩化コバルト紙),質量測定に基づいた吸湿量(ガーゼ・ろ紙)および水分計による水分値(静電容量式・電気抵抗式)の比較評価を行った。その結果,水分検知紙は下地表面における液体の水の有無を判定可能であった。また,ガーゼ・ろ紙による吸湿量は,電気抵抗式水分計の測定値と傾向が概ね一致した。