コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 補修・補強(材料)/短繊維補強コンクリート(材料)/新材料・新工法(材料)

補修・補強(材料)Ⅱ

2015年7月14日(火) 13:15 〜 15:15 第9会場 (1F 104号室)

[1258] HPFRCCによるASR膨張抑制効果に関する検討

座長(土木):山路徹
座長(建築):中島良光
講演者:甲把浩基1, 上田隆雄2, 大西史哲3, 塚越雅幸4
(1.徳島大学先端技術科学教育部 2.徳島大学工学部 建設工学科 3.建設技術研究所構造部 4.徳島大学ソシオテクノサイエンス研究部)

キーワード:ASR膨張抑制効果, HPFRCC, lithium nitrate, PE fiber, PE繊維, PVA fiber, PVA繊維, suppression effect of ASR expansion, 硝酸リチウム

セメントモルタルに高性能有機短繊維を混入することで,高い引張じん性が実現できる複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料(HPFRCC)をASRで劣化したコンクリート構造物の表面保護材料として利用することが検討されている。本研究では,HPFRCCを反応性骨材含有コンクリートの表面に保護材料として接着させた場合のASR膨張抑制効果について検討した。なお,ASR膨張抑制効果が期待できるリチウム塩として硝酸リチウム(LiNO3)を含有するHPFRCCも併せて検討を行った。この結果,LiNO3を含有するHPFRCCはシラン系含浸材と同程度の高いASR膨張抑制効果が確認された。