コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/塩害

非破壊検査・診断Ⅰ

2015年7月14日(火) 10:30 〜 12:00 第1会場 (2F 国際会議室)

[1273] コンクリートの空隙特性と高周波静電容量の相関に関する検討

座長(土木):澤本武博
座長(建築):山田和夫
講演者:福山智子1, 野田貴之2, 長谷川拓哉3, 千歩修3
(1.北海道大学工学研究院 空間性能システム部門 2.北海道大学工学院 3.北海道大学工学研究院)

キーワード:capacitance, continuative capillary pores, ink-bottle capillary pores, mercury penetration method, pore structure, water absorption test, water conctent, インクボトル, 含水率, 吸水試験, 水銀圧入法, 空隙構造, 連続空隙, 静電容量

RC構造物の鉄筋健全性診断に広く用いられている電気化学的測定手法は,鉄筋の腐食状態だけでなくコンクリートの電気化学特性の影響をも受けてしまい,腐食実態と診断結果が一致しない場合が散見される。本研究では,診断結果の不一致の原因となるコンクリートの電気化学特性と空隙構造の相関に着目し,コンクリートの空隙特性に関する指標と静電容量の相関を比較することで空隙特性が静電容量におよぼす影響について検討し,0.07μm以下のインクボトル空隙が静電容量に影響することを確認した。