コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/塩害

非破壊検査・診断Ⅳ

2015年7月15日(水) 10:00 〜 12:00 第1会場 (2F 国際会議室)

[1299] 既設漁港施設の維持管理のための簡易的な老朽化診断法の精度向上に関する研究

座長(土木):内田慎哉
座長(建築):土屋直子
講演者:藤田孝康1, 冨川裕一2, 伊達重之3, 笠井哲郎3
(1.水産土木建設技術センター調査研究部 2.東海大学工学研究科 土木工学専攻 3.東海大学工学部土木工学科)

キーワード:compression strength of concrete, deterioration diagnosis, fishing port facilities, stock management, コンクリートの圧縮強度, ストックマネジメント, 漁港施設, 老朽化診断

膨大かつ様々な立地条件にある漁港施設の維持管理を効率的に行うためには,一定の精度を確保し,かつ簡便な老朽化診断手法の確立が求められる。本報告は,既存漁港施設の簡易的な老朽化診断手法として反発度法,および機械インピーダンス法について,圧縮強度に影響する測定値の特性,測定箇所,骨材比,劣化前後および計測位置の研磨前後等に関する室内試験の検討と,既存漁港施設での原位置調査を行い,これらの手法の有効性を検討した。その結果,機械インピーダンス法は,反発度法と比較して,精度が高く,研磨しなくても打撃応答波形の検討を行うことで,簡易に強度推定が可能であることが確認された。