短繊維補強コンクリート（材料）Ⅱ／新材料・新工法（材料）Ⅰ

[1310] 実規模試験体を用いた熱可塑性樹脂シートによる養生効果の検討

座長(土木)：小澤満津雄
座長(建築)：森田武
講演者：藤岡彩永佳¹, 温品達也², 村田和也², 坂井吾郎² (1.鹿島建設技術研究所 2.鹿島建設技術研究所　土木材料グループ)

キーワード：Air permeability test, Carbonation, Coverconcrete quality, Curing, Durability, Surface void, Surface water absorption test, 中性化, 耐久性, 表層品質, 表面吸水試験, 表面気泡, 透気試験, 養生

熱可塑性樹脂シートを予め型枠に貼付し，コンクリートを打込み，脱型後もシートをコンクリートに残置させて水分の逸散を抑制する養生を行う手法を実規模試験体に適用した。この養生の効果により，コンクリートの外観が向上し，非破壊試験による透気係数や吸水速度が低減し，コア試験による中性化抵抗性や遮塩性が向上することを確認した。また，空隙率試験の結果から，表層部が緻密になっていることを確認した。