短繊維補強コンクリート（材料）Ⅱ／新材料・新工法（材料）Ⅰ

[1311] 熱可塑性樹脂シートによる長期間の水分逸散抑制養生の効果

座長(土木)：小澤満津雄
座長(建築)：森田武
講演者：温品達也¹, 渡邉賢三¹, 坂田昇², 石田哲也³ (1.鹿島建設技術研究所　土木材料グループ 2.鹿島建設土木管理本部 3.東京大学工学研究科　社会基盤学専攻)

キーワード：chloride attack, curing, durability, neutralization, sealing, surface air bubble, surface layer quality of concrete, 中性化, 塩害, 水分逸散抑制養生, 耐久性, 表層品質, 表面気泡, 養生

打込み前の型枠に予め熱可塑性樹脂シートを貼付し，脱型後もシートをコンクリートに残して長期間の水分逸散抑制養生を行う手法を考案し，本養生を施したコンクリートの基本物性を取得した。この養生により，コンクリートの美観が向上するとともに，長期間にわたり養生した場合には中性化抵抗性や塩分浸透抵抗性が向上することを実験的に確認した。さらに，乾燥によるコンクリートの水分逸散量も抑制できることが分かった。