コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 補修・補強(材料)/短繊維補強コンクリート(材料)/新材料・新工法(材料)

新材料・新工法(材料)Ⅱ

2015年7月16日(木) 10:00 〜 12:00 第9会場 (1F 104号室)

[1313] 湿式砕石粉を添加したコンクリートの性能に関する研究

座長(土木):竹田宣典
座長(建築):谷口円
講演者:本居貴利1, 片山一司2, 中原信幸3, 田村隆弘4
(1.西部徳山生コンクリート技術課 2.コーウン産業技術課 3.富国建設工業社品質検査室 4.徳山工業高等専門学校土木建築工学科)

キーワード:compressive strength, fresh property, dry shrinkage, macadam sludge powder, 湿式砕石粉, 圧縮強度, フレッシュ性状, 乾燥収縮

湿式方式による砕石・砕砂の製造過程で産出される砕石スラッジは,フィルタープレスで脱水されスラッジケーキの状態で発生する。現段階ではこの砕石スラッジから採取される砕石粉はJIS化されておらず,有効利用が難しいため大半は廃棄処分されている。本研究では,砕石スラッジを有効利用することを目的とし, 砕石スラッジを加熱乾燥再微粉化して製造した湿式砕石粉を用いたコンクリートに関する各種実験を行った。実験では,湿式砕石粉を適量添加することでコンクリートの圧縮強度他の諸性能が向上することを確認した。また,この結果から,砕石粉を活用することによる単位セメント量の低減の可能性についても検討した。