コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 破壊力学/既存構造物の調査/維持管理・ライフサイクル

破壊力学/既存構造物の調査/維持管理・ライフサイクルⅠ

2015年7月16日(木) 10:00 〜 12:00 第5会場 (3F 303号室)

[2017] 狭小なサンプリング間隔によるコンクリートひび割れ面の一般化2次元形状特性分析

座長(土木):中村光
座長(建築):楠浩一
講演者:和田俊良1, 高瀬裕也2
(1.秋田職業能力開発短期大学校住居環境科 2.飛島建設技術研究所)

キーワード:Concrete, cracked surfaces, incline density function, ratio of cracked surfaces, sampling interval, コンクリート, サンプリング間隔, ひび割れ面, ひび割れ面積増加率, 傾斜密度関数

本論文では,従来にない高精度下でコンクリートひび割れ面の3次元座標値をCAD stl-dataとして取得した。膨大なstl-dataから本形状特性分析に必要なサンプリング点を特定するために正規化格子点検索手法を開発し,その解析効率から本手法の有用性を明示した。  サンプリング間隔SIを0.125㎜へ狭小化して一般化2次元形状特性分析したが,傾斜密度分布とひび割れ面積増加率は,分析方向や座標系の違いの影響を殆ど受けなかったことから,精度の高い安定した分析にサンプリング間隔SIの狭小化は有意と判断された。