[2031] Analysis Model for Reinforced Concrete Column Focusing on Yield Deformation
Keywords:Multi-Spring model, nonlinear static analysis, plastic length, rotation angle at flexural yielding, stiffness reduction at yield point, 塑性域長さ, 多重ばねモデル, 曲げ降伏時部材角, 降伏点剛性低下率, 静的漸増載荷解析
Multi-Spring(MS)モデルを用いた柱の解析モデルにおける各種変数の設定法の確立を目指すため,MSモデルの仮想の塑性域長さを変数として柱部材の静的漸増載荷解析を行い,解析と菅野の降伏点剛性低下率を用いた略算とによる曲げ降伏時部材角の比較から,適切な塑性域長さを検討した。シアスパン比が2以上の柱部材では塑性域長さを柱せいと等しくし,かつ柱内法高さの1/6倍以下に制限することで解析と略算は良好に対応したが,シアスパン比が2未満の柱部材では両者は対応しなかった。解析モデルでせん断剛性の低下を考慮し,解析と実験とを比較した場合でも,解析は実験を過小評価した。