[2060] The Effect of Construction Joint and Arragement of Bars on the Slip Behavior of Shear Walls
Keywords:arragement of bars, construction joint, shear walls, slip behavior, slip strength, すべり変形, すべり強度, 打継面処理, 耐震壁, 配筋
柱型のない耐震壁のすべり性状や耐力を検証するため, 打継の有無, 打継面処理および配筋方法を実験変数として静的加力実験を行った。一体打ちをした試験体は, 打継をした試験体よりもすべり変形は小さかったが, すべり始めてからの耐力低下は大きかった。打継面処理剤を使用した試験体は, 打継面の処理をしなかった試験体と同程度のすべり変形が発生し, 初期剛性が低くなった。また, 総縦筋量を同じにし, 縦筋を端部に集中させた試験体と均等に配筋した試験体を比較すると, 均等配筋の方がすべり変形が小さく, 耐力低下も緩やかになった。