コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » はり/耐震壁/スラブ

はりⅡ/耐震壁/スラブ

2015年7月15日(水) 13:00 〜 15:15 第5会場 (3F 303号室)

[2064] 2タイプの鋼板格子筋を用いたRC床版の下面増厚補強法における補強効果および耐疲労性の評価

座長(土木):武田篤史
座長(建築):岸本一藏
講演者:水口和彦1, 阿部忠1, 塩田啓介2, 今野雄介2
(1.日本大学生産工学部土木工学科 2.日本大学生産工学部土木工学科)

キーワード:RC slab, Expanded metal grid, metal grid, bottom surface thickness increase method, Fatigue resistance, RC床版, 展張格子鋼板筋, 格子鋼板筋, 下面増厚補強, 耐疲労性

本研究は,RC床版の下面増厚補強に用いる引張補強材として縞鋼板にレーザでスリット加工して展張した展張格子鋼板筋およびレーザ切断加工した格子鋼板筋を用いた下面増厚補強における補強効果および耐疲労性を評価した。その結果,無補強RC床版の等価走行回数と比較すると,補強範囲に引張剛性58.86kNのワイヤーメッシを配置した供試体は6.0倍,引張剛性50.4kNの展張格子鋼板筋および引張剛性54.0kNの格子鋼板筋を用いた供試体は,それぞれ5.4倍,6.6倍の補強効果が得られた。よって,本提案の2タイプの格子鋼板筋は下面増厚補強法に用いる引張材として有効的な材料である。