合成・混合構造Ⅲ／プレキャストコンクリート

[2071] 簡易プレキャスト耐震壁の耐震性能

座長(土木)：二井谷教治
座長(建築)：藤永隆
講演者：ウサレムハッサン¹, 石川祐次¹, 池田崇², 川野翔平¹ (1.竹中工務店技術研究所 2.竹中工務店名古屋支店)

キーワード：Reinforced concrete structure, Precast construction, Horizontal joint, Reinforcement coupling, Seismic design, Structural test, 鉄筋コンクリート造, プレキャスト工法, 水平接合部, 鉄筋継手, 耐震設計, 構造実験

地上15階までの中層建物を対象とした簡易プレキャスト耐震壁工法に関する耐震性能について検討を行った。本工法は，PCa壁パネルの横筋を機械式継手を用いてPCa付帯柱と接合し，各階壁パネルの縦筋をスリーブ継手を用いて上下階梁と接合して耐震壁を構築する簡易プレキャスト耐震壁工法である。曲げ降伏先行型として設計した簡易プレキャスト耐震壁の構造実験を行った。簡易プレキャスト耐震壁は，部材角R=1.50%まで耐力低下せずに紡錘形の復元力特性を示した。