合成・混合構造Ⅲ／プレキャストコンクリート

[2073] プレキャストコンクリートの耐凍害性向上へのダブルミキシングの有効性に関する研究

座長(土木)：二井谷教治
座長(建築)：藤永隆
講演者：鈴木翔太¹, 田澤榮一², Jariyathitipong Paweena³, 笠井哲郎⁴ (1.東海大学工学研究科土木工学専攻 2.広島大学名誉教授工学部 3.ランデス本部技術センター研究所 4.東海大学工学部土木工学科)

キーワード：air content, double mixing method, frost resistance, steam curing, vibrating compaction, void spacing factor, ダブルミキシング, 凍結融解抵抗性, 常圧蒸気養生, 振動締固め, 気泡間隔係数, 空気量

プレキャストコンクリート工場では，ジャンカや表面気泡（あばた）等の不具合を防止するために各種振動機を過度に使用し，コンクリート中の空気量の減少に伴い耐凍害性が低下することが指摘されている。本研究ではプレキャストコンクリート製造にダブルミキシング（DM）を適用した場合について，耐凍害性向上への有効性について検討した。その結果，DMにより振動締固めによるコンクリート中の空気量の減少および耐凍害性に寄与する気泡間隔係数の増加を低減できることが判明した。