コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 疲労・衝撃/付着・定着・継手

疲労・衝撃Ⅱ/付着・定着・継手Ⅰ

2015年7月15日(水) 13:00 〜 15:00 第4会場 (3F 302号室)

[2078] RC段付き矩形柱に折曲げ定着された梁鉄筋の掻出し破壊定着耐力

座長(土木):島弘
座長(建築):前田匡樹
講演者:森麻由1, 西村康志郎2, 大西直毅2, 石垣篤3
(1.北海道大学工学院空間性能システム専攻 2.北海道大学工学研究院空間性能システム部門 3.元北海道大学工学院空間性能システム専攻)

キーワード:90-degree hooked rebar, anchorage strength, multi-layered arrangement, 多段配筋, 定着耐力, 折曲げ定着

鉄筋コンクリート造の基礎梁-外柱-杭接合部を対象として,パイルキャップを想定した段付き矩形柱試験体に折曲げ定着された鉄筋の引張加力実験を9体行った。パラメータは梁主筋定着部周辺の配筋である。実験の結果,パイルキャップを設けることで鉄筋の引抜耐力が向上することを確認した。また,掻出し破壊定着耐力推定式により耐力評価する際,梁上端引張の場合は定着起点を柱面,危険断面をパイルキャップ面とすることで適切に評価できることを示した。