[2101] Numerical simulation on impact resistant behavior of full-scale RC rock protection gallery with gravel cushion
Keywords:finite element method, gravel cushion, impact response analysis, rock protection gallery, ロックシェッド, 有限要素法, 砕石緩衝材, 衝撃応答解析
本論文では,緩衝材として砕石を用いた実規模 RC 製ロックシェッドの重錘落下衝撃実験を対象に,三次元弾塑性衝撃応答解析を実施し,実験結果との比較によって解析手法の妥当性を検討した。その結果,提案の数値解析モデルを用いることにより,1) 入力エネルギーが小さい弾性範囲内の場合には重錘衝撃力を大きく評価しているものの,提案の緩衝モデルおよび解析手法を用いることによって,動的応答性状をほぼ適切に再現可能である。2) 一方,入力エネルギーが大きい弾塑性応答を示す場合には,載荷履歴の影響を考慮していないことから,実験結果における変位を過小評価する傾向にあることが明らかとなった。