Seismic performance evaluation Ⅱ

[2122] Study on relationship between damage and reparability of non-structural R/C wall vertically located in a span and R/C column

Tomonori IKEDA¹, Hideyuki KINUGASA², Tomohisa MUKAI³ (1.東京理科大学建築学専攻 2.東京理科大学理工学部建築学科　教授 3.建築研究所構造研究グループ)

Keywords:crack, damage evaluation, evaluation of reparability, non-structural r/c wall vertically located in a　span, r/c column, RC方立て壁, RC柱, spalling, ひび割れ, 修復性評価, 剥落, 損傷評価

本論では既往実験論文から，柱及び方立て壁の損傷状態について詳細に計測が行われた論文を収集し，部材角に対する損傷状態および修復情報について比較・分析を行なった。また，これにより次の知見を得た。(1)柱，方立て壁共に，曲げ破壊試験体よりもせん断破壊試験体の方が修復性能は劣る。また，シアスパン比の大小で比較すると，シアスパン比の小さい試験体の方が修復性能は劣る。(2)せん断破壊する柱と方立て壁の修復性能はほぼ同じ傾向になる。(3)曲げ破壊する柱と方立て壁の比較を行うと，方立て壁試験体よりも柱試験体の方が修復性能は劣る。(4)方立ての修復性能は腰壁の取り付き方が両側か片側かで異なる。