耐震補強Ⅲ

[2151] 損傷低減及び構造性能改善を目指したRC造方立壁部材の実大実験

座長(土木)：長田光司
座長(建築)：和泉信之
講演者：谷昌典¹, Eko YUNIARSYAH², 向井智久³, 河野進⁴ (1.京都大学国際地震工学センター 2.東京工業大学総合理工学研究科環境理工学創造専攻 3.建築研究所構造研究グループ 4.東京工業大学応用セラミックス研究所)

キーワード：damage reduction, full scale experiment, functionality, R/C non-structural wall, RC造方立壁, seismic retrofit, 実大実験, 損傷低減, 継続使用性, 耐震補強

RC造方立壁の損傷低減及び構造性能改善を目的として，耐震補強及び配筋改善を施した実大試験体4体に対する載荷実験を実施した。いずれの試験体も変形性能が大幅に改善されるとともに，残留ひび割れ幅及び長さ，コンクリート剥落面積といった損傷量が，無補強の基準試験体に比べて大きく低減できた。また，得られた損傷データを用いて，地震後の継続使用性評価方法について検討を行った。