[2159] One consideration about proof stress verification of RC rigid frame viaduct which receives impact force of tsunami flotsam
Keywords:impact force, momentum, railroad RC rigid frame viaduct, smoothed particle hydrodynamics method, SPH法, tsunami flotsam, 津波漂流物, 衝突力, 運動量, 鉄道RCラーメン高架橋
本稿では,RCラーメン高架橋の脚柱に漂流物が衝突した場合を想定し,高架橋の耐力を簡易的に照査する方法について検討した。検証のための数値解析は,SPH(粒子)法により津波を表現し,漂流物および高架橋は非線形FEMでモデル化した流体-構造連成解析とした。その結果,1) SPH法による水理模型実験との比較解析では,衝突力の最大値や力積量を1割程度の誤差で再現できること,2) 運動量に基づいた考え方を適用すれば,構造物が許容できる漂流物の質量と衝突速度を推定できること,3) 数値解析によると,このときの高架橋脚柱の損傷は,概ね耐震照査における損傷レベル3程度に相当すること,等の知見が得られた。