短繊維補強コンクリート（構造）Ⅱ／新材料・新工法（構造）／補修・補強（構造）Ⅰ

[2187] 繊維補強セメント系複合材料のせん断伝達モデルに関する解析的研究

座長(土木)：栗橋祐介
座長(建築)：金久保利之
講演者：上田尚史¹, Phamavanh Kongkeo² (1.関西大学環境都市工学部 2.Mekong Consultants, Consultant)

キーワード：fiber bridging effect, fiber reinforced cementitious composites, shear stress transfer model, せん断伝達モデル, 繊維の架橋効果, 繊維補強セメント系複合材料

本研究では，繊維補強セメント系複合材料（FRCC）のせん断伝達モデルについて，ひび割れ面における繊維の架橋効果の影響を力学的に考慮することで構築した。また，提案したせん断伝達モデルを用いて，繊維の架橋効果がFRCCのせん断伝達挙動に及ぼす影響について解析的な検討を行った。その結果，繊維混入によるせん断応力の増加や，繊維の種類や混入率の違いによるせん断伝達挙動の変化等を定性的に評価できることを示した。