補修・補強（構造）Ⅱ

[2205] 超高強度繊維補強コンクリートを用いた鋼桁下フランジ補強

座長(土木)：佐藤貢一
座長(建築)：閑田徹志
講演者：米丸諒¹, 角掛久雄¹, 野阪克義², 松村政秀¹ (1.大阪市立大学工学研究科都市系専攻 2.立命館大学理工学部)

キーワード：serviceability states, simple bridge, steel girder, tension strengthening, ufc, 使用状態, 単純橋, 引張補修・補強, 鋼桁

超高強度繊維補強コンクリート(UFC)を小規模単純橋の鋼桁への引張補強材として適用した場合の効果を検討するため，80年供用した鋼I桁単純橋に対して下フランジへのUFCによる補強を行い，曲げ載荷実験を行った。さらに，UFCによる補強効果を検証するため，FEM解析により再現解析を行い，補強効果を検討した。その結果，本UFC補強方法は，剛性・耐荷力向上効果を得られることが確認できた。さらに，本対象においては，UFCの補強効果は部材の最大荷重に至るまで発揮されるが，降伏荷重以下の使用状態においてその効果がより発揮されることを明確にした。