コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » プレストレストコンクリート/短繊維補強コンクリート(構造)/新材料・新工法(構造)/補修・補強(構造)

補修・補強(構造)Ⅲ

2015年7月16日(木) 13:00 〜 15:15 第6会場 (1F 101号室)

[2213] 展張格子鋼板筋を用いたRCはりの補強効果に関する研究

座長(土木):森川英典
座長(建築):熊谷仁志
講演者:髙木智子1, 阿部忠2, 師橋憲貴3, 塩田啓介4
(1.日本大学生産工学研究科 土木工学専攻 2.日本大学生産工学部 土木工学科 3.日本大学生産工学部 建築工学科 4.JFEシビル技術部)

キーワード:expanded metal grid, rc beam, RCはり, reinforcing effect, static load test, 展張格子鋼板筋, 補強効果, 静荷重実験

本研究は,展張格子鋼板筋を用いたRC部材の補強法における補強効果について検証を行う。実験供試体にはRCはりおよびRCはりに3タイプの展張格子鋼板筋を配置し,セメントモルタル吹付け補強した供試体を用いて静荷重実験を行った。その結果,展張格子鋼板筋を用いて下面補強のみ,はり高の1/3の高さおよび側面ほぼ全面まで補強した供試体は,同一寸法の無補強RCはりの最大耐荷力に比して,それぞれ1.5,1.9,2.1倍の補強効果が得られた。また,破壊状況は底面のみ補強した供試体は支間中央で曲げ破壊,はりの側面まで補強した供試体はせん断破壊となった。いずれにおいても補強効果は十分確保されている。