[2225] Study on abrasion property of prestressed concrete sleeper and its influence on loading capacity
Keywords:abrasion, aging degradation, loading capacity, numerical analysis, PCまくらぎ, prestressed concrete sleeper, 摩耗, 数値解析, 経年劣化, 耐荷力
本研究では,在来線に敷設されていた既設の3号PCまくらぎを対象に底面の摩耗量の実態調査を行い,PCまくらぎの摩耗パターンが概ね5つに分類されること,累積通過トン数や経年の増加とともに摩耗量が増大すること,概ね50年で摩耗量は30mm程度以内に収まることを明らかにした.また,数値解析によりPCまくらぎ底面の摩耗が耐荷力低下に及ぼす影響を検討した結果,まくらぎ中央断面については摩耗の影響が大きく,摩耗30mmで48%程度の荷重低下(鉛直変位3mm),レール位置断面についてはPCまくらぎ底面の摩耗よりも鋼材の本数,プレストレスの有効率の方が影響が大きいこと等を明らかにした.