コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 骨材/強度・力学的性質

骨材/強度・力学的性質Ⅰ

2016年7月6日(水) 10:00 〜 12:00 第2会場 (5F 502号室)

座長:上野敦(土木), 阿部道彦(建築)

[1008] 緻密高炉スラグ粗骨材コンクリートの性能に関する基礎的研究

中西克佳1, 王蓓1, 田恵太1 (1.JFEスチール)

キーワード:bending test of RC beam, blast furnace slag, compressive strength, drying shrinkage, durability, RC梁曲げ試験, refinement, Young's modulus, ヤング係数, 乾燥収縮, 圧縮強度, 緻密化, 耐久性, 高炉スラグ

従来の高炉徐冷スラグ粗骨材は,多孔質であるため,吸水率が高く,コンクリートの水分管理が困難になっている。これを解決するために,吸水率が天然骨材と同等の1%以下を満足する緻密化した高炉スラグ粗骨材製造技術を開発した。緻密化した高炉スラグ粗骨材を用いたコンクリートは,天然粗骨材を用いた場合と同等の施工性,強度,耐久性を保有する。また,鉄筋コンクリート部材の曲げ性能に関しても遜色ない。さらに,耐久性のうち乾燥収縮特性に関して,石灰石砕石を用いた場合と同等以上の性能を有している。