[1016] フライアッシュを混合した高強度コンクリートの施工性能および強度性状に関する実験的検討
キーワード:compressive strength, fly ash, high strength concrete, pozzolanic reaction, test for passability of concrete through obstacle in box-shaped container with vibration, フライアッシュ, ポゾラン反応, 加振ボックス充塡試験, 圧縮強度, 高強度コンクリート
フライアッシュ(FA)を用いた高強度コンクリートの実用化を目的とし,普通ポルトランドセメント,高炉セメントB種および早強ポルトランドセメントを対象にFAを細骨材の一部に混合したW/C=40%以下の高強度コンクリートを作製した。加振ボックス充塡試験による施工性能評価では,FAを混合することで高強度コンクリートの間隙通過性は著しく向上した。一方,材齢91日までの圧縮強度性状では,普通ポルトランドセメントや高炉セメントB種では,FAの活性度を示すk値が負の値となり,FAによる強度増進は期待できなかった。しかし,材齢91日では,W/Cが大きい配合ほどk値が正の値になる傾向が確認された。