コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 短繊維補強コンクリート(材料)/連続繊維補強コンクリート(材料)

短繊維補強コンクリート(材料)Ⅱ/連続繊維補強コンクリート(材料)

2016年7月6日(水) 13:15 〜 15:30 第3会場 (5F 503号室)

座長:石関嘉一(土木), 森田武(建築)

[1052] 耐アルカリ性ガラス繊維ネットを使用したコンクリートの耐久性評価

竹下永造1, 郭度連1, 杉山基美2 (1.太平洋マテリアル 2.日本電気硝子)

キーワード:alkali-resistant glass fiber, continuous fiber, crack reduction, durability, ひび割れ制御, 耐アルカリ性ガラス繊維ネット, 耐久性, 連続繊維

耐アルカリ性ガラス繊維ネットは,耐アルカリ性を付与した連続繊維ネットであり,コンクリート中の所定の位置に埋設し,コンクリートと一体化させた状態でひび割れを制御することが可能となる材料である。しかし,ひび割れを制御するためであるとはいえ,コンクリート中に使用して良い材料かどうかの判断については,コンクリート自身の耐久性確保の観点から確認する必要がある。そこで,耐アルカリ性ガラス繊維ネットの有無を水準としたコンクリートの各種耐久性試験を実施し,比較・検討することで耐久性を評価した結果,耐アルカリ性ガラス繊維ネットはコンクリートの耐久性を阻害しないことが確認された。