コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 骨材/強度・力学的性質

強度・力学的性質Ⅱ

2016年7月6日(水) 13:15 〜 15:30 第2会場 (5F 502号室)

座長:森濱和正(土木), 瀬古繁喜(建築)

[1060] 引抜きによる鉄筋とコンクリートとの付着強度試験の供試体小形化に関する検討

若林和義1, 鈴木敏夫1, 志村明春1, 鈴木澄江1 (1.建材試験センター)

キーワード:bond strength, pull out, downsizing of specieman, safety, spiral steel, unbond area, 付着強度, 引抜き, 供試体小形化, 安全性, らせん筋, 非付着区間

引抜きによる鉄筋とコンクリートとの付着強度試験方法(案)として建材試験センター規格がある。同試験方法は比較的シンプルな試験方法ではあるものの,鉄筋径ごとに供試体寸法が大きくなっていくため,供試体が試験者一人の力では持てない質量になっていくこと,型枠及びジグを多数必要とすること,供試体割裂時に試験者及び測定器が危険である等の問題点がある。本報告では付着強度試験供試体の小形化を提案し,鉄筋のすべり性状を把握できる範囲で,よりコンパクトに試験実施が可能か検証した。現行の試験方法及びその他の試験方法と比較し,それぞれの傾向を把握した。