コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 骨材/強度・力学的性質

強度・力学的性質Ⅲ

2016年7月6日(水) 15:45 〜 18:00 第2会場 (5F 502号室)

座長:伊藤始(土木), 鈴木澄江(建築)

[1067] 開発したX線CT装置を用いたコンクリートの内部変位計測精度に関する基礎研究

裏泰樹1, 麓隆行1, 竹原幸生1 (1.近畿大学)

キーワード:Error, Image measurement, Mean value, Standard deviation, X-ray CT, X線CT, 画像計測, 誤差, 平均値, 標準偏差

圧縮応力下でのコンクリート内部のペーストや骨材の挙動を解明するため,載荷状態の対象物を撮影可能なX線CT装置を開発した。本研究では,開発した装置での変位計測精度を明らかにするため,静止状態や所定の移動を付与した40個のセラミック球の重心位置を計測し,その系統誤差や計測誤差を検討した。その結果,初期基準点を設けて移動前後の重心位置に幾何変換を実施すれば,系統誤差や計測誤差を小さくできることがわかった。幾何変換を実施した場合,静止状態での系統誤差は0.012mm,その計測誤差は0.006mmであった。また,所定の移動に関しても,同程度の精度で計測できることがわかった。