コンクリート工学年次大会 2016(博多)

講演情報

第38回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 物性一般

物性一般Ⅲ

2016年7月7日(木) 13:15 〜 15:15 第2会場 (5F 502号室)

座長:加藤佳孝(土木), 胡桃澤清文(建築)

[1104] 鋼繊維を配置したモルタルの準マイクロ波帯における電波遮蔽特性

伊藤洋介1, 河辺伸二1, 渡邊実1, 大羽慧1 (1.名古屋工業大学)

キーワード:Electro-magnetic Wave, Melt Snow, Mortar, Quasi Micro Wave, Shielding of Electro-Magnetic Wave, Steel Fiber, モルタル, 準マイクロ波, 融雪, 鋼繊維, 電波, 電波遮蔽

従来,電波遮蔽材料(以下,反射材とする)には,金属板が用いられている。融雪用発熱モルタルブロックシステムの発熱モルタルブロックに適した反射材を検討し,コストと施工性を考慮して,鋼繊維を用いた反射材を開発した。鋼繊維の長さと配置方法の変化が電波遮蔽量に及ぼす影響を,鋼繊維のみ,モルタルに挟んだ鋼繊維,モルタル内に配置した鋼繊維の場合について確認した。結果,いずれの場合も鋼繊維の長さと配置方法に影響を受けており,その傾向が分かった。これによって,任意の周波数の電波を遮蔽できる反射材の設計が可能となった。